○用語解説 国語4頁、外国語2頁、図解10頁
○カラー図版 146頁 描画145頁、写真1頁
○解説 分類体系は今関、本郷編著「原色日本新菌類図鑑I・II」に準拠し、各分類階級毎にその階級の特徴や共通点を記し、種の配列は、最低階級でのアルファベット順になっている。
各種の解説は、所属する階級の共通点を省き、原則として発生、分布、全体から各部、検鏡特徴の順に記し、最後に食毒の区別を厳しく判定して記述。
補説として、他の種々の関連性、類似種との相異点などを細字で記述してある。
和名の次に漢字標記で和名の意味を明らかにし、標本の所在も記した。
学名は現在最も認められていると思われるものを掲げ、旧名は( )内にイタリックで記してある。
検鏡図は各見開き頁に掲載されている種のものを右上頁にしめし、胞子の他に各部のシスチジア、必要に応じて傘上に表皮、子嚢盤断面、子嚢頂部の図もしるしてある。
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北陸のきのこ図鑑の特長
- 本図鑑は全国各地のキノコ研究者の強い要請に応じて発行したもの。
- 掲載種が1,403種(品種、変種を含む、以下同)、関連記載種123種を合わせて1,526種。現在市販されている中で最多。
- カラー図版は一部の写真を除きすべて著者が現物を観察して描画したもので、写真より各部の特徴がわかり易い。
- ほとんどの種において、著者が観察描画した組織の検鏡図が挿入されている。
- きのこの方言名(北陸)でも索引できる。
- 和名の意味を理解し易くするために漢字表記も加え、本来の読みと異なる文字も使用した。ナガミ→長胞子
- 学名になじみ易くするために、その意味の分かる範囲で記述した。
- 学名変更の種では、旧の学名をイタリックで記した。
- キノコの学習に必要な用語の解説は、できるだけ多く掲載し、一部の外国語にも及んでいる。
- 本図鑑に載っている種の標本はすべて存在し、その保管場所が記してある。
- 従来の図鑑に紹介されなかった種や、未発表種をできるだけ多く扱い、特に地元に限定されて採取される種には、その地名を付した仮称で紹介した。例、ケンロクエン、サクサン、ツルガ、………
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