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これが独り暮らしの高齢男性の日常!?!? | |
つい最近になって知ったことだが、隣近所や近郊には子供たちが独立した後、奥さんに死なれたり離婚して独り暮らしになった高齢男性がかなりいるらしい。 町内の隣組にも3人、ふだん散歩の途中で頻繁に出会うため話をするようになった男性が数人。銭湯(市営温泉)で知り合った男性が10名ほど。彼らと話をするようになって最近知ったことは、自分にとっては驚きばかりだった。 すべての人に共通しているのは、自宅で食事を作ることはほとんどないということ。副食はもっぱらスーパーの総菜を利用していた。時々電気釜で米を炊くという人もいるが、それも週に一度くらいのようだ。鍋やフライパンの類はすべての人が持っていたが、ここ数年間全く使っていなかった。よく使う調理器具はやかんと電子レンジだという。 日常の主食はというと、湯を沸かして利用するインスタント麺やら、電子レンジでチンするレトルト食品や冷凍食品などだという。パンなど買ってを食べることも月に何度かあるようだ。米も大抵の人はレトルト品か冷凍米を利用していた。さらに肉や魚は生ものはほとんど買わずに、冷凍食品や加工されたものを買うという。 スーパーでは毎週一度インスタント麺やカップ麺などの安売り特売日がある。そのとき買い物かごが溢れるほどこれらを買う男性がかなりいることには以前から気づいていた。田舎のスーパーではどこもそうなのかもしれないが、インスタント麺やカップ麺の売り場面積がとても広く、種類も非常に多い。そして売り場はいつも賑わっている。 またすべての人の自宅には洗濯機があった。それもほとんどが一層式の機種だった。しかしそれもたまにしか使わず、ふだんの洗濯はもっぱらコインランドリーを利用していた。だからだろうか、多くの人が洗剤などはここ数年間買ったことはないという。
菌類懇話会のGさんは独り暮らしをしているが、その食生活を知ったとき、半ば呆れ半ば驚いたことが何度もあった。数日分をまとめて作り冷蔵庫に保管したり、何日間も毎日同じものを食べ続けていた。冷蔵庫の中には物がビッシリ詰まっていて、時には奥の方から腐敗臭すら漂っていた。かつてはそれを揶揄したこともあった。
[2019.6.23補足] |
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