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待望の雨だ。気象庁観測史上記録的な少雨の4月だったというが、確かに何処に行ってもきのこの姿はとても少なかった。今日は出かけずに、オオズキンカブリを色々観察していた。顕微鏡で見るとこのきのこの子嚢胞子は巨大で、子嚢にも2つないし4つの胞子を含んだものが多い。ときどき3つの胞子を含んだものもある。 胞子が巨大なので400倍(a)では視野に入りきらず、100倍(b)で十分観察できる。子実層を形成する細胞(c)もおもしろい。 |
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神奈川県の生田緑地でのきのこ観察に初めて参加した。このところの雨不足のためきのこの数はとても少なかったが、それでも結構色々なきのこが出ていた。ざっと数えても、ハルシメジ、ヒトヨタケ(a)、アミスギタケ、エノキタケ、スジオチバタケ、シイタケ、ナヨタケモドキ、クジラタケ等々あった。また久しぶりに大型変形菌のマンジュウホコリ(b)も見られた。 | |||
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先週見たオオズキンカブリの成長した姿を見たくて、再び栃木県の藤原町までいってきた。ずっと続いている雨不足のせいか、大きく育たないまましおれたり枯れているものがおおかった。でも、新たに顔を出したものを20個体ほど見ることができた。写真はそれらのうちの一部の個体の頭部だ。頭部のシワの様子も色々だ。 もう一つのお目当てだったテンガイカブリには出会えなかった。地元の人の話ではまだ早すぎるという。数時間テンガイカブリを求めて歩き回った。 きのこは少なかったが、ワサビ、コゴミ、タラノメ、コシアブラ、ハリギリ、フキノトウ、ツクシなどを採取できたので、塩原温泉で採取したヒラタケとともに酒の肴にして楽しむことができた。 |
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朝、仕事の前になじみの見沼田圃に行ってみた。昨日の恵みの雨を受けて公園のチップの上には色々なきのこが発生していた。やはり雨はありがたい。 写真のきのこはネナガノヒトヨタケによく似ている。でも掘ってみると地下に長く伸びているはずの根がない。顕微鏡観察はやっていないが、覗いたら何か手がかりが得られるのだろうか。後日サンプルを採取しなおさなくちゃ。 ※後日譚:川口の高橋 博氏から、写真のきのこはワタヒトヨタケだろうと連絡を受けた。検鏡してみてまずまちがいないということだった。 |
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与野のKさんの案内で近郊の梅林に行ってみると、そこには足の踏み場もないほどハルシメジが発生していた。雨不足のために傘表面が割れてささくれ立ったものもあった。中には(a)のようにまるでマツオウジのようになってしまったものもある。その場をほとんど動くことなく手の届く範囲だけでたちまち(b)の収穫を得た。一方4月10日に幼菌を確認していたいつものシロでは、全くきのこの姿を見ることができなくなった。ちょっとした日照や風の影響なのだろうか。 先日21日に持ち帰ったオオズキンカブリが植木鉢の中でずいぶん大きく伸びた(c)。持ち帰った時には頭部だけしか見えないほどの小さな個体だったのだが。 |
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