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6日夕方仕事を終えてから黒姫の山荘に向かった。この日は山荘泊まりだ。早朝山荘を出発して、戸隠山腹のニレの林を歩いた。湖の畔で奇妙な姿をしたきのこ(a)に出会った。小さなハナビラタケをヒダ(ヒラタケ等の)形に整然とならべたものをいくつも集めてくす玉状にしたような姿をしている。拡大してみると(b)その様子がよく分かる。真ん中で二つに切ってみると、珊瑚のように枝分かれしておりその先端がヒダになっている。(a)〜(c)の個体はカンバに出ていたが、針葉樹にでていたもの(d)もある。ヒダになる部分は初め白い玉のようになっている。その部分を拡大したのが(e)である。全体がややゼラチン質で、子供の握り拳くらいの大きさだ。 きのこの種類は多く、ニカワホウキタケ(f)、アラゲコベニチャワンタケ(g)はいたるところに出ていた。小川の縁にはピンタケ(h, i)がオタマジャクシの泳ぐそばに多数出ていた。ヒラタケ(j)はあちこちに大きな群落をなしていた。ハラタケ(k, l)やシロタマゴテングタケ(m)、アシベニイグチ(n, o)も多数みられた。小さなところではヒナノヒガサ(p)、ベニカノアシタケ(q)なども目立つ。ベニタケ科のきのこもいろいろあったが、ケショウハツ(r)とクサハツ、ドクベニタケなどが特に目立った。他には、テングタケ、テングタケダマシ、ドクツルタケなどにもであった。 |
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