2002年2月5日(火)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
 昨日採取したエノキタケとアラゲキクラゲを顕微鏡で覗いてみた。(a)はエノキタケのヒダ切片を100倍で見たものだ。画像中央付近を400倍で見ると(b)のように担子器が多数並んでいる姿がよくわかる。生のアラゲキクラゲから苦労して薄い切片を切り出して異型担子器を見たのが(c)だが、幾つも重なっていてわかりにくい。一つひとつは(d)のような形をしている。キクラゲ類を採取した折りは、必ず生の状態で切片をつくって担子器を観察するのだが、なかなか薄く切り出すのが難しい。乾燥させてから切り出すと比較的簡単に薄い切片を作れる。しかし、見慣れないと担子器を見分けるのが案外難しい。なお、これらのプレパラートはすべてフロキシンで染色してある。

日( )