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マユハキタケに逢いたくて、ただそれだけを目的として房総半島中央部まで行って来た。目的地に着くとすぐに数十個体のマユハキタケ(a〜d)に出迎えられた。7,8本のタブに大小いろいろな状態で顔を見せてくれた。特に(c)の個体は高さ2.5cm、長径3cmほどの大きなものだった。他の大部分の成菌は高さが1.2cmから1.5cmほどだ。 同じ斜面の足下をよく見ると、木の葉や木の実などの間に白い菌糸が広がっており、所々に橙色の小さな子実体様のもの(e, f)を作っていた。これは直径0.8mm、高さ0.6mmほどの大きさだ。また付近の倒木からは(g, h, i)の様な小さなきのこが多数出ている。傘径8〜12mm、柄の径1.5〜2mm、柄長20〜30mmほどで、足下には白い毛が(k)ついている。簡易顕微鏡で胞子を覗くと(j)のような形をしており5.5〜6×3〜4μmほどの大きさだ。胞子紋は白、胞子は非アミロイドでクランプはない。いろいろ調べてみたがよく分からない。一ノ宮、白子の砂浜にはきのこは全く見られなかった。 |
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