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都内数ヵ所の大学構内ではアミガサタケ(a〜c)やらトガリアミガサタケ(d)が最盛期だ。昨年より10日ほど早いが、樹下がしっかり手入れをされてしまったためか、今年は数十個しか見ることができなかった。大きなもので15cmほどだが雨が少ないために全般的に小ぶりだ。ここで幼菌の発生を確認したのが2月末だったから成長までに約10日ほどかかったことになる。 井の頭公園にはコブシが5本ある。このうち1本は樹下が踏み固められておりキンカクキンの発生する余地はない。他の4本は池にせり出すように生育しているので、落ち葉類が適度に堆積している。多分あるだろうと見当を付けて探してみると数本のキンカクキン(e, f)がみつかった。この写真のものは径2mmほどの小さなものでかなり注意して見ないとみつけられないだろう。一雨降ってコブシの花が満開を迎える頃にはもっとたくさんのキンカクキン(Ciborinia gracilipes Ck.)が見られるかもしれない。 |
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