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昨日、暗いうちに出発して、栃木・福島の県境にある山王峠周辺を歩いて来た。早朝は気温3度以下でみぞれが降っていてすっかり冷え切ってしまった。新緑も全くないまだ完全な冬景色だった。 そんな中でオオズキンカブリタケ(a〜c)の幼菌が頭を出し始めている。柄を伸ばし成菌となるのは1週間ほど先だろうか。まだ草花の全くない残雪すら残る斜面では菌核菌(d, e)らしきものも出ている。同じところには(f)のような盤菌も発生していたが、ホストが何の実なのかよくわからない。さらに標高100メートルほど下がった野原にはRutstroemia sp.によく似た盤菌(g, h)が無数に出ている。 塩原温泉で体をあたためてから駐車場脇をみるとアズマイチゲがある。ふと下を探るとアネモネタマチャワンタケ(i〜m)が出ていた。塩原町の遊歩道にはOrbilia sp.(n)と思われる盤菌やら、キクラゲの仲間(o)、Hygrocybe sp.(p)のようなきのこやタマキクラゲ、エノキタケなどいろいろ出ていた。 |
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