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見沼田圃や秋ヶ瀬公園にもようやくチップ以外にでるきのこが少しずつ顔を出しはじめた。しかし、まだ圧倒的にチップのきのこが主体である。このところずっとコムラサキシメジ(a)、ツブカラカサタケ(c)、ツブエノシメジ、ツバナシフミズキタケ、ハタケキノコとヒトヨタケ科、オキナタケ科のきのこが次々と発生している。 昨日採集したアセタケ(c〜e)を早朝覗いてみた。6/29に採集したアセタケとは場所が違うのだが、オオキヌハダトマヤタケのように見えた。柄の基部(f)は円筒状で特に膨らみはない。ヒダ切片(g)をあちこち探すが側シスチジアらしきものは見つからなかった。ヒダの先端にわずかに小さな薄膜のシスチジアがみられた。この縁シスチジアは担子器(k)などと似たような形をしていた。傘表皮は簡単に薄く剥がせるのでこの部分(i)を覗いてみる。傘表面には毛が生えているのでそこに焦点をあわせる(j)とおもしろい姿をしている。胞子は平滑な楕円形に近い姿[1目盛りが1μm]をしている。オオキヌハダトマヤタケに近い種類なのだろう。 |
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