2002年7月17日(水)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 台風が通過した後、1時間ほどさいたま市の秋ヶ瀬公園を歩いてみた。ここは、先の雨台風ですっかり冠水して見る影もない状態となった公園だ。全般的に芝生や生け垣が泥に汚れて悲惨な状態だが、そんな中でも発生するきのこはあった。コナヨタケのようにみえた小さなきのこ(a, b)は縁シスチジア(c)、担子器(d)、胞子(e)などを観察してみると、どうやらイタチタケのようだ。写真のものは傘径が10〜15mm程度しかないが完全な成菌で、冠水した地面の倒木からでていた。アンズタケ(f, g)はいたるところにたくましく多数発生している。ヒダ(h)、担子器(i)、胞子(j)を見たのは久しぶりだった。これらのアンズタケは、水没した枯葉の中から出ていた。さらに逞しいのがハタケチャダイゴケ(k, l)だった。冠水ウッドチップのいたるところから若い菌を発生させている。他にもアセタケ類3,4種、ヒトヨタケ科のきのこが数種類、オキナタケ科のきのこ2種類ほどをみることができた。

日( )