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海辺の定点観測に行ってきた。いくつかの腹菌類の発生状況の観察が目的だ。いつものように外房九十九里の浜を何ヶ所か回ってきたが、コナガエノアカカゴタケをはじめ観察対象のきのこは全く発生していなかった。相変わらずイネ科植物の根本にはMarasmiellusの仲間らしきキノコ(a, b)が無数にでている。(a)はそのまま、(b)は砂を落とした状態で撮影した。 熱暑の砂浜から黒松の林に入ると、シロオオハラタケ(c, d)、ヤグラタケ(e, f)がいくつも出ていた。帰路、海辺を少し離れたやや内陸の公園に寄ってみると、暗いタブの木の洞のなかにマユハキタケ(g, h)が出ている。このきのこはほぼ通年みられるようだ。雨の公園ではあちこちに白いきのこがみえる。ドクツルタケ(i)、コタマゴテングタケ?(j)らしい。タマゴタケもいくつも見られたがいずれもややバクサレ気味だった。径脇の斜面からはアセタケなどに混じってアカキツネガサの白タイプ(k, l)がでていた。 それにしても夏の浜辺の観察は辛い。浜を離れて林にはいるとホットする。 |
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