2003年1月9日(木)
 
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(e)
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(f)
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 昨日に引き続いて、セイタカイグチの胞子を水でマウントして6台の顕微鏡で見え方を比べてみた。すぐに水が蒸発してなくなってしまうので、何度も補水しながらの作業となり、思いのほか時間がかかる。胞子写真の並び順は昨日同様、顕微鏡並び順(1月7日雑記)と同じである。
 こうやって並べてみるとオリンパスの単眼簡易顕微鏡(1/7 a)が意外と奮闘していることがわかる。安物の簡易照明ゆえケーラー照明はできない。撮影データこそやや不鮮明に見えるが、肉眼で見る限り他の顕微鏡と比較して遜色はない。これまでの「雑記」における写真の大半はオリンパス単眼によるものだ。小型で軽く食卓の上でもどこでもちょっと持っていって気楽に観察・撮影できるので、今日の雑記の顕微鏡写真は今後もこれがメインとなるだろう。
 しかし「顕微鏡下の素顔」の写真は根本的に考え直さなくてはならないと思う。現在のものはほとんどがオリンパス単眼で油浸100倍を使って撮影したものなので、今年からはあらためて解像度の良い顕微鏡を使って撮影し、少しずつ鮮明な画像に差し替えていきたい。
 預かりもののオリンパスの三眼(1/7 d)はかなり古い機種だが、非常に鮮明な像を得ることができる。またせっかくのプランアポ(1/7 f)だが、まだ取り扱いに慣れていないため、その性能を十分に発揮していない。肉眼では極端に見えが良いのだが、今回の撮影データでは他の機種と顕著な差異はない。ただ、これは眼の疲れ方がまるで違って楽である。

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