2003年1月13日()
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
 早朝近くの雑木林を歩いてみた。ヒラタケ、エノキタケはすっかり干からびており、気がつく人もほとんどいない。だからそのまま残っているのだろう。他にきのこといえば硬質菌が数種類、そして、マメザヤタケの仲間が数種類みられただけだった。チャコブタケのように見えるかなり炭化した塊(a)だけを持ち帰って子嚢などを覗いてみた。ナイフで切ると崩れてしまって、内部もすっかり炭化している(c)。チャコブタケなら見られるはずの環紋状の同心円もみられない。
 胞子が小さめで子嚢先端のアミロイドリングもあまり明瞭ではない(c)。ただ胞子表面に縦に走るスリットは非常に明瞭(d)であり、まるでコーヒー豆を思わせるような形をしている。昨年10月18日に全く同じ場所で採取したチャコブタケの子嚢(e)を念のために並べてみた。

日( )