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先日採取してきたアネモネタマチャワンタケを顕微鏡で覗いて楽しんだ。サンプルはフィルムケースに入れて冷蔵庫に保管しておいたものだ。とりあえずアンモニアで前処理をしてからメルツァー試薬を加え、低倍率で断面の構造をみた(a)。托外皮層(b)は矩形菌組織、托髄層(c)は絡み合い菌組織をなしている。子実層(d)のてっぺんは青く染まっているようだ。400倍まで上げると子嚢の頂孔部が青く染まっているのがよくわかる(e)。 油浸100倍対物レンズに切り替えると、頂孔のアミロイド反応がとても鮮やかで美しい(f)。メルツァー液に薄く染まった別の部分を見たりして楽しんだ(g)。側糸は糸状をしている(h)。噴出した胞子をカバーグラスに捉えたものを水でマウントしてみたが(i)、水をつかわないドライマウントでみると(j)、白く輝いて見えるが胞子サイズはずいぶんと小さくみえた。 |
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