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栃木県きのこ同好会の採集会ではきのこがほとんど見られなかったが、コウボウフデだけはいろいろな成長段階のものを見ることができた(a〜f)。宇都宮大学演習林のコウボウフデは保護菌類となっており採取はできないので撮影だけしてきた。他のきのこが異常気象の影響をもろに受けて、非常に発生が悪かったにもかかわらず、コウボウフデだけは例年通りに姿を見せてくれた。ただ、発生数や背丈は例年ほどの勢いはない。 |
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今朝は鬼怒川温泉龍王峡で採取したオニタケを覗いてみた。ヒダが分枝し(g)縁シスチジアが嚢状のタイプ(i)であるから、正確にはオニタケの中でもLepiota asperaということになろうか。 ヒダ実質にはクランプはほとんど見られないが(h)、傘表皮を構成する細胞はクランプを持つ菌糸状のもの(k)と球形細胞の連なり(j)とからなっている。胞子(l)はデキストリノイドで保育社の図鑑に記載のサイズより若干大きめであった。 日常よく使っているフロキシン溶液がそろそろ底をつく。先に調剤薬局に依頼してあった粉末25gが遮光瓶に入って届いたのでこれで一安心だ。これでむこう一年は持ちそうだ。 |
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