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昨日茨城県南部の浜を波崎町から鉾田町までこまめに十数ヶ所回ってきた。出会ったのは、スナジクズタケ(a)、スナヤマチャワンタケ(c)、ササタケの仲間、ニセマツカサシメジ、マツカサキノコモドキ、ホコリタケ、アセタケ属のみであった。疲れた一日だった。 スナジクズタケが汀線から10数メートルほどの波をかぶりそうな場所に多数発生していた(b)。そこから数メートルの位置にはスナヤマチャワンタケもでていた。防風林に入ると、マツカサから発生するきのこやアセタケ類がかなり見られたが、例年なら必ずみられるきのこの多くはほとんど出ていない。マツバハリタケにいたっては一つもみられなかった。 久しぶりに今朝スナヤマチャワンタケを顕微鏡で覗いた。カミソリで切り出そうとすると、こびりついた砂粒がジャリっとあたってやりにくい。厚ぼったく脆い子嚢盤托は円形菌組織からなる(d)。メルツァー液で子嚢先端が直ちに濃青色に染まるのが面白い(e)。 |
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