|
|||||||||||||||||||
腹菌類(Gasteromycetes)における弾糸と偽弾糸の定義を簡単に整理してみると、おおむね次の様になるのだろう。重要なのはコットンブルーで染めた時の反応である。 ちなみに、capillitiumという語のcapillusは集合的に [毛] (hair)、-itiumは [帯びた、持った] (with, having) といった意味を添える語尾である。
今月21日、24日と観察したケシボウズの2種類の菌糸組織は、ちょっとみたところ薄膜の偽弾糸と厚壁の弾糸のようにみえるが、薄膜の菌糸はいずれも偽弾糸(paracapillitium)ではない。 コットンブルーはなかなか染まりにくいので、蒸発しないようにコップなどをかぶせて一昼夜放置するとか、ライターなどで煮えないように注意して熱を加える必要がある。 |
|||||||||||||||||||