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さいたま市の秋が瀬公園のハンノキ樹下には例年多数の菌核菌が出る。キボリアアメンタケア(ciboria amentacea)だ。今年も1月中頃から小さなものが姿をみせていた。昨日行ってみたところ、サイズも大きくなり数もとても多くなっていた(a〜c)。ほんのちょっと歩いただけで80〜100本ほどが見つかった。大きなものは径12〜15mmほどになっている。 今朝はこの菌核菌を覗いた。子嚢盤の一部を切り出してメルツァー試薬で染めると、子嚢先端付近が青色に変わっている(d)。子嚢胞子を放出する孔の壁が水色に染まっている(e)。 ツバキキンカクチャワンタケ同様、今年は発生がとても早かった。この様子だと、朴の樹下に出るキボリニアグラキリペスとか、ニリンソウなどの下に出るアネモネタマチャワンタケ、桑の樹下に出るキツネノワンやキツネノヤリタケなども例年より早く見られるかもしれない。 |
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