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14日に出会ったtubaria属のきのこ(a〜c)は掘り出してみると、ほとんどがヨモギなどの植物遺体から出ていた(b)。これらのきのこは小さいので、フィルムケースに容れて持ち帰った。帰宅後そのまま冷蔵庫に入れておいた。昨夜から一晩かけて、これらのうちの一つから胞子紋を採取した(d-イ)。今朝起床と同時に別の個体からも胞子紋を採取した(d-ロ)。 顕微鏡で落下胞子を観察するには、短時間に少量をカバーグラスに採った胞子紋(ロ)を使うのが楽だ。一晩もかけて採取したもの(イ)では分厚い胞子の層が観察の邪魔になる。厚く積もった胞子の層から一部を削ぎ取って観察してもよいが、その手間が面倒だ。 ヒダを切り出してみると(f)、側シスチジアはなく子実層は平行型(g)で、クランプがあるようだ。縁シスチジア(h, i)は円柱型でやや屈曲している。担子器(j)は柄の短いものと極端にながいものがある。傘表皮は糸状の菌糸が這っている。チャムクエタケモドキとしてよさそうだ。 先に一方的に解約されたコンテンツプロバイダのアカウントが突然生き返った(雑記2004.4.11)。ちょうど1週間ぶりである。復活の理由は不明だが、再び利用できるようことはありがたい。 |
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