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奥多摩の最奥部を歩いてきた。早朝の往路、青梅線古里駅近くで「古里附のイヌグス」として東京都の天然記念物になっている巨樹に立ち寄った。風格のある老木であるが、いたるところに多数のマユハキタケが付いていた(a, b)。サルノコシカケなど硬質菌もあちこちから出ている。樹木としての寿命は長くないように感じた。 古里附のイヌグスについては、東京の樹(Juhskeさん)、森の神(ramukaさん)に詳しい。日本の巨樹・巨木の高橋弘さん(日原森林館)、ありがとうございます。 昨日は日原鍾乳洞方面には向かわず、大雲取谷を遡った。天祖山に登る登山道脇でツチナメコによく似たきのこが出ていた(c, d)。登山道を天祖山に向かったが、ブナの殻斗や実からは白い小さなチャワンタケが多数でていた(e)。林道や登山道の脇では樹液酵母がよく目立った(f)。目的のきのこには出会うことはできなかった。 昨日の最大の収穫はヤマネに出会えたことだ。ヤマネは日本固有種で国の天然記念物に指定されている夜行性の生き物だという。 |
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