2005年7月13日(水)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
 アワタケについて検鏡はしても撮影しなかったので、今朝は撮影目的で手元に残っていたアワタケを切り刻んだ。孔口部はみごとな多角形をしている。胞子は胞子紋からのもの(a)。管孔部実質は細長い菌糸がやや絡みながらも平行気味に走っている(b)。孔口先端をみるとシスチジアや担子器などがみえる(c)。シスチジアのサイズにはかなりのバラツキがあり、とても大きなものもある。担子器の部分を拡大してみると、それぞれに4つの胞子がついている(d)。サイズを測るためにはKOHでマウントして軽く押し潰すと楽にバラせる(e)。他の担子器もいくつかみた。傘表皮も念のために撮影した(f)。採取したアワタケは既に虫だらけでかなり崩れてきていたので、撮影後にすべて処分した。
 
 
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 昨日所沢の航空公園の近くを通ったので、10分間ほど雨の中を歩いてみた。遠くから見ても呆れて笑ってしまうほど多数のサケツバタケが出ていた(g〜l)。100本はゆうに超えていた。まるでダンスの饗宴をみているかのようだった。大きなものでは背丈30cm、傘径20cmにもなる(g, h)。幼菌では径4cmを超えるどっしりしたものがあった(l)。全体に大きめの個体が多かった。

日( )
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