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今朝は乾燥標本にしたテングタケ科のヘビキノコモドキ(a)を観察した。去る8月10日に採取したものだ。いったん乾燥させてしまうと、ヒダを一枚取り出すのに難儀する。何とかヒダ切片を作った。気泡が多量に入ってしまったが、子実層の組織も適当に膨潤してくれた(b)。しかしヒダ実質部の散開型は分かりにくい。ひだ実質の構造観察はやはり生状態の時に限る。 メルツァーを加えて子実層をみた(c)。別途スライドグラスに採取しておいた胞子紋から一部をそぎ落として、胞子をみた。アミロイドである(d)。乾燥標本のヒダ切片を材料にKOHを使って担子器をバラそうと試みたが、うまくいかなかった(e)。 顕微鏡を使っての観察も、採取後すみやかに実施するのが楽だ。いったん熱乾燥させてしまうと、縮まってクシャクシャになってしまい、生状態に近い姿への復元は難しい。 |
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