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千葉県房総半島の浜を回ってきた。内房富津市の浜では、数は少ないがナガエノホコリタケ(a)、Tulostoma kotlabaeらしきもの(b)が発生していた。両者ともに、先月7日には全く発生していなかった(雑記2005年10月8日)。 外房蓮沼村では、南浜でウネミケシボウズタケが最盛期を迎えていた(c〜f)。先月7日には地中に幼菌が多数みられたところである。砂地を掘ると太くて白い柄をもった若い個体が次々に出てきた(d)。まだ頭部は外皮ですっかり被われている。典型的な頭部をもった個体(e)が見られる一方では、発生から4週間足らずで既にコケに被われているものすらあった(f)。 先月7日には何も発生していなかった蓮沼村中下海岸では、ナガエノホコリタケ(g〜i)、ウネミケシボウズタケが多数発生していた。ざっと数えて100個体以上は楽にみつかった。掘り出した幼菌は、頭部から柄の基部まで、全体が菌糸に被われている(i)。 九十九里浜北部の野栄町では、ウネミケシボウズタケが発生していたが数は少なかった。今年の異常気象を反映してか、まだほとんどスナヤマチャワンタケが見られない。ごくわずかにまだ頭部の口が開いたばかりの小さな個体がみつかった(j)。 砂浜の水際からわずかしか離れていない位置に打ち上げられた流木から、多数のヒラタケが発生していた(k)。影になっている部分には新鮮で質のよいヒラタケが多数でていた(l)。 |
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