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先日筑波で行われた菌学講座のおりに、富山のHさんと顕微鏡のメカニカルステージ移動ハンドルのことが話題になった。プレパラートを前後左右に移動させる装置が、右下についているか左下についているかである。これまであまり意識したことがなく、自分の顕微鏡ではどうなのかについては無頓着であった。そこで、今朝あらためて確認してみた。 自宅でメイン機として使っているものは、ハンドルが右下についていた(a)。一方、位相差顕微鏡では左下に(b)、ニコンのサブ機でも左側についていた(c)。さらに、オリンパスの単眼顕微鏡では左横についていて、前後移動ネジと左右移動ネジは別軸である(d)。 一般に市販の大部分の顕微鏡では、移動ハンドルは左下についている。右手で微妙なピント合わせをするのであれば、ステージ移動ハンドルは左側にあるのが合理的だ。ステージによってはハンドルを左右に付け替えられるタイプもある。また、簡易メカニカルステージではたいてい左横に移動ネジがあり、2軸形式だ(d)。 多くの人が左手でステージを動かしつつ、右手でピント合わせをするようだ。だから、ハンドルが右下にあると言うにいわれぬまどろっこしさを感じることになるのだろう。 ちなみに、自分の操作を振り返ってみると、ステージ移動ハンドルの位置に関係なく、ピント合わせの微動ネジは常に右手の人差し指だけで操作している。粗動ネジは常に両手の親指・人差し指・中指で操作している。しかし、粗動ネジをいじることは滅多にない。 |
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