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この連休中に仲間5名で茨城県ひたち海浜公園の砂地生菌類の調査に行ってきた。この時期、出ているきのこはきわめて少ない。砂丘部のあちこちにはウサギの糞が多数みられる(a)。よく見ると糞からハチスタケが出ていた(b, c)。頭部の径0.6〜1.0mmほどの小さな子実体ばかりである。ルーペで見るとその名の通り蓮の実のような形をしている(d)。一般に風の強い砂地帯に出るハチスタケは柄がとても短い。 さらに、ウサギの糞に混じってケシボウズの仲間も出ていた。わずかに砂をどけてみると白い柄がみえた(e)。頭部は砂をまとった厚い外皮に被われている。掘り出してみると最近発生したものであることがわかる(f)。おそらくウネミケシボウズタケだろう。 この日は、他にも砂丘部でマツカサキノコモドキ、ニセマツカサシメジなどのハラタケ目や、何種類かのヒメツチグリ科(g, h)、ホコリタケ科のきのこも見られた(i, j)。これは無性基部がなく、シバフダンゴタケ属のようにも見えたが、胞子・弾糸の姿からホコリタケ属のようだ(k, l)。 |
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