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月曜日(6/5)の千葉県で、タブの樹皮にチャワンタケの仲間がついていた(a)。ペチャンコでハート型をしている。樹皮を剥がすと、縁には毛がはえており、裏面は皺だらけである(b)。何だろうと思ってふと脇を見ると、同じ仲間のきのこがあった(c)。どうやらオオゴムタケらしい。 気紛れに一個体を持ち帰ったので、今朝になってこれを楽しんだ。間歇的にフワーっと胞子を放出する。それを捉えて顕微鏡で覗いた(d, e)。表面は微細な粒点に被われている。ちょうどコットンブルーを切らしていたので、フロキシンで染めて遊んだ(f)。 切断して(g)、子実層をほぼ同じ倍率で実体鏡(h)と生物顕微鏡(i)で覗いてみた。実体鏡の視野の中では胞子が放出される場面を何度も楽しんだ。低倍率では分からないが(j)、40倍以上の対物レンズでみると、胞子が子嚢から放出される瞬間や(k)、子嚢の蓋がよく分かる。 裏面の毛は倍率を上げてみると、まるで孟宗竹の断面を見ているようで興味深い(l)。今回は托髄層や托外皮層などは撮影しなかった(雑記2002.10.6)。 |
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