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7月31日に福島県いわき市で出会ったテングノメシガイの仲間をチェックしてみた(a, b)。大きさや頭部の形はいろいろだが(c)、よく見ると表面は毛だらけである(d)。ルーペで見ると一面に剛毛で覆われていることがよく分かる(e)。 子実層を切り出してみると、その様子はさらに明瞭である(f)。全体に未熟な若い個体ばかりだったらしく、胞子紋もほとんど白色で子嚢胞子は十分成熟していない(g)。胞子のサイズにはとても大きなバラツキがあるが、いずれも隔膜が15あることがわかる(h, i)。 子嚢にはまだ褐色なっていない未熟胞子ばかりがみられた(j)。側糸には隔壁があり、先端がわずかに膨らんでいる(k)。剛毛は子嚢などに比べて非常に大きくほとんど黒色である(l)。どうやら、これはテングノメシガイ Trichoglossum hirsutum としてよさそうだ。 |
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