2007年1月14日()
 
自宅標本
 
 最近ではごく一部のきのこについてしか標本を保管していないが、あらためて自宅できのこ標本を保管・維持することの難しさを感じた。関東地方であれば、例年ならば冬季は標本の保管にあまり気を遣わなくてもすむ。冷暖房をしない北側の部屋に保管しておけばほとんど問題はなかった。しかし、今年はどうも様子が違う。
 昨年11月には多くのきのこ標本を処分したが(雑記2006.11.14)、今年になって再び大幅に処分するハメに陥った。この冬の高温と多雨のためだ。従来なら、低温で乾燥した冬場は、標本のことはほとんど考えなくてすんだ。もはや、手元に残ったきのこ標本といえば、Tulostomaとごく一部の腹菌類だけになった。ハラタケ目の自宅標本はもはやほとんど全滅状態だ。
 今後はハラタケ目に関しては自宅標本は残さないことにした。ということは、この雑記の記録も根拠のない単なるメモという位置づけになる。もっとも、公的標本庫に納めたものを除けば、既に標本がないのだから、過去の雑記も根拠を失っているわけである。

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