2007年4月11日(水)
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
 昨日せっかく採取したので、アミガサタケとキツネノワンを顕微鏡で覗いてみた。はじめに、アミガサタケの頭部から小片を摘み取り、これをピスに挟んで、両面が子実層となる方向に切り出した(a)。対物40倍レンズで見ると、まだ大部分の子嚢が未熟だった(b)。
 カバーグラスをかけた状態のまま、グラスの脇からメルツァー液を注ぎ、反対側の脇から吸い取り紙で余分な液を吸いだした。これを低倍率(c)と対物40倍レンズでみた。非アミロイドで、全体が黄褐色になった。胞子が未熟ゆえ、油浸100倍レンズはまったく使うこともなかった。
 次にキツネノワンを覗いた。こちらは、充分成熟していて、現地でじっと見ている間にも、間歇的に胞子を放出している様子がみられた。アミガサタケと同じ手順と倍率で覗いたものを並べてみた。メルツァー液を加えた後、洗わないで見たので全体が赤褐色となっている。子嚢先端の孔がアミロイド反応で青変している様子がよくわかる(i)。

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