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きのこのプレパラート作成のためにピスを使うのであれば、ピスに入れる切れ込みはできるだけ深い方がよい。3cmほどの長さに切ったピスを例にとると、2〜2.5cmあたりまで切れ込みを入れる。そこにヒダなどを挟めばペシャンコになってしまうことはない。浅すぎる切れ込みは組織を潰す。 簡易ミクロトームを使うのであれば、ピスを最初から二つに割ってしまい、そこに組織を挟むもの一法だ。最近は簡易ミクロトームをよく使うので、もっぱらこの方法によっている。これは、きのこに限らずコケの葉等を切る場合にも同様だ。 ピスの半片を軽く湿らせて、そこにピンセットで摘んだヒダやらコケの葉を載せ、そこに別の半片を載せ、軽く持って簡易ミクロトームに装着する。そして、ピスがずれない程度にゆるく固定する。こうすると、ナヨタケ属やフクロタケ属のような脆いヒダでも比較的上手く切り出せるようだ。 |
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