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昨日さいたま市の秋ヶ瀬公園から持ち帰ったアミスギタケは、30分ほどでかなり多量の白色の胞子紋が落ちた。少量ずつ掻き取って、たまたま手元にあった試液で覗いてみた(a〜f)。メルツァー液で封入すると、透明な細胞膜の部分が染まらないので、胞子が小さくみえるが、コットンブルーで封入すると、実際に胞子が小さくなった。 子実層部分を観察するため、きのこをそのまま摘んでカミソリをあてて切り出し、フロキシンで染めてみた(g)。封入液をKOHに置き換えて担子器を確認した(h)。クランプを持った原菌糸(i)と骨格菌糸(j)を見ることができる。切片が厚すぎるので、あらためて子実層をていねいに切り出そうと、実体鏡の下に管孔部をおいた。予想外のものが見えて愕然とした。ひとつ一つの管孔に1〜2匹の小さな虫がうごめいていた。実体鏡脇から光をあてると、虫たちは次々に表に出てきて、忙しそうに動き回っている。虫のことは全く分からないが、10分間ほど虫の動きを眺めることになった。やがて、面倒になってキノコ観察はやめにした。 |
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