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昨夜払暁に自宅を出発して、早朝の千葉県内房の浜を歩いてきた。先日の台風のために千葉県の海岸は甚大な被害を被った。外房の方がひどいが、内房の浜も予想以上にひどい荒れ方をしていた。浜には大量の漂着物が散乱し、陸側もひろく海水をかぶり、かなり広範囲に草がなぎ倒されたりしていた。 海浜生の菌類は全滅かと思われたが、かろうじてケシボウズタケ属(a〜c)やホウライタケ属(d〜f)が散見された。ケシボウズは2種が観察されたが、いずれも柄が太くしっかりしていて、最近発生したものと思われた。大きな方は頭部の径8〜12mm(a, b)、小さい方は頭部の径2〜4mmである(c)。ていねいに見ていないが、Tulostoma fimbriatum と T. kotlabae と思われる。 ホウライタケ属菌も2種類が目立ったが、ひとつはいわゆるカヤネダケ、つまり、スナジホウライタケ Marasmiellus mesosporus、いまひとつは、やや大型で名無しのホウライタケ属のようだった(e, f)。傘と柄をもったきのこは他には何もなかった。 |
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