2007年9月3日(月)
 
ツノシメジいろいろ
 
 一昨日の土曜日、日光を歩いて多数のツノシメジに出会うことができた。ブナ科の倒木からも出ると聞くが、日光では、樹皮が木質部から浮き上がる程度に腐朽が進んだ、カンバの倒木にでる。希に立ち枯れにでることもある。ブナ科樹種からの発生はまだ見たことがない。数十株の子実体を多数撮影したが、そのうちから12枚ほどを並べてみた。
 
(a)
(a)
(b)
(b)
(c)
(c)
(d)
(d)
(e)
(e)
(f)
(f)
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
 今年の発生は、例年より10日ほど遅いようだ。樹皮を破って出てくる姿はとてもたくましい(a)。樹皮の下の幼菌は愛きょうのある姿をしている(b)。小さくても柄が太くてしっかりしたものは、大きく傘を開くようだ。大きなものでは、傘径15cmを超える。成長したものをみると、白色の柄に、褐色の分厚い毛むくじゃらのストッキングをはいたようなイメージがある(i)。老菌になると、柄も白色から帯褐色となり、傘の縁が反り上がる(k)。

日( )
HOME