いったん何とか正常に動くようになったかに見えたパソコンだが、どうやらこれまでの作業はすべて徒労だったようだ。正常に稼働していたかに見えたのは、たった4〜5日だけだった。数日前から、これまで以上に重大な支障がいろいろと出てきた。
電源とハードディスクを交換した程度で修復できる代物ではなかったらしい。昨日もメールだけでも受信できる環境を整えたいと悪戦苦闘したが、すべては徒労だった。どうやらハード的な障害は思いの外重傷のようだ。もはや画像ファイルを閲覧することはできなくなった。非常時用のノートパソコンはメモり64MB、かろうじてWindows98が動く旧式のものだ。
画像の取り扱いは不可能となり、デジカメで撮影したデータも保存する手段がなくなってしまった。こういうときはデジカメは役立たずの代物となる。「今日の雑記」の更新は困難となった。いつ再開できるようになるか、全くめどが立たない。コンピュータ社会が恨めしい。
手をこまねいていてもしかたないので、メインパソコンから取り外したパーツを使って、最低限の要求を満たすパソコンを組み立てた。4年ほど前のキューブタイプパソコンのケースとマザーボードが捨てられずに残っていた。古いCeleronのCPUが刺さっている。
これに256MBのメモリ、120GBのハードディスク、光学ドライブなどを取りつけた。祈るような気持ちで電源を入れると、メモリやハードディスクを認識してくれた。心配だったBIOSは生きていた。Windows2000を導入して、とりあえず「雑記」の更新ができる最低限の環境を構築した。
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