これまで、顕微鏡撮影をするために、オリンパス顕微鏡に装着する直筒は純正品でテストしてきた(a)。この直筒には固定の絞りがついている(b)。フィルムカメラ専用のOMマウントなので、この直筒に一眼デジカメを装着するには、別途高価なマウントアダプタが必要となる。
顕微鏡用ではなく天体望遠鏡用だが、Vixenのカメラアダプタには流用可能なものがある。内側は空洞で価格は3,000〜4,000円だ(c, d)。この筒に「Tリング」という専用マウンタを介して一眼デジカメを装着する。Tリングは種類も多く比較的安価である(e, f)。オリンパス純正品の直筒でも、Vixen製品でも、別途に撮影用レンズが必要となる。
ここで使用したVixenの製品は、カメラアダプタSX(c 左)、MF Tアダプタ(c 右)、キャノンEOS用Tリング(e)、ニコン用Tリング(f)だ。一眼レフを使わずコンパクトカメラで撮影するのであれば、同じくVixenの [デジタルカメラアダプタDG-MF DX]に [DGリングDX] を組み合わせて使う手がある。DGリングは、フィルタ径別に4種ある。なお、Kenko製品のデジカメアダプタとTリングも、製作所が同一らしく、Vixen製品と互換性がある。
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