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ゆえあって、ニシキタケの胞子画像を取り直すことになった。そこで、今年1月30日と同じ乾燥標本(a)を引っ張り出して(雑記2008.1.30)、あらためて胞子を撮影した(b)。今回は、担子器なども撮影したので、最初に3%KOHで処理したものを、水洗したのち、メルツァー試薬を加えた。
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KOH等のアルカリとメルツァー液を直接混ぜると、化学反応でたちまち白濁してしまう(c)。アルカリ処理した試料のアミロイド反応をみるには、「水洗」が必須で、教科書などには必ず書いてある。ところが、この水洗を忘れたり、いい加減に処理する人が多いようだ。 ニシキタケの胞子はアミロイド反応で、表面の網目状隆起が青色になるのが、水洗をいい加減に行うと、青変しない(d)。これをみて、非アミロイドという結果をだすことになる。このとき、周辺には針状の結晶がみられることが多い(e, f)。アミロイド反応をみるときは要注意である。 |
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