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キツネノヤリタケについて誤った記憶をしていたので、念のためにアミガサタケについても子嚢を確認してみた。あまりにも当たり前になってしまっているので、アミガサタケの子嚢を見るのは久しぶりのことだった。水(c, e)とメルツァー液(d, f)で封入した。 |
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教科書の内容を「暗記」することや、図や写真から「名を記憶」するという行為は若い頃からひどく苦手だった。「受験勉強」をしている友人達が異星人にみえた。教科書や参考書の内容を覚えられることが不思議だった。どうあがいても彼らの真似はできなかった。 記憶力が人並み外れて悪い人間にとって、現実を認識するには徹底した観察しかない。常識とされている事柄でも、愚直にいちいちそれを自ら確認しないと記憶できない。「暗記」は全くダメだった。きのこについても、自分で直接観察したものしか「名を覚える」ことができなかった。きっと、先天的に脳の一定部位の機能に障害があるのだろう。 今日はこれから日光。例年今頃ならシャグマアミガサタケ、オオズキンカブリタケ、テンガイカブリタケ、水生子嚢菌類がみられるのだが、今年はどうだろうか。 |
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