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例年だとツキヨタケは9月から10月によく見かけるのだが、今年は様子がちがっている。7月に発生をはじめ、北関東では9月半ばには、ほとんど発生を終えてしまったようだ。先週標高1800mあたりのブナ林で、ようやくわずかの個体を採取できた(a)。 発光性のことはよく知られているが、KOHで青変することは意外と知られていない。特に、生状態の傘に滴すと、たちまち暗青色に変わる(b)。傘肉やヒダもゆるやかに青変する(c)。乾燥標本の傘にKOHを滴してみたが、すぐには変化せず、5分ほどして暗青色になった(d)。 |
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胞子が大きな球形で非アミロイドであることはよく知られている(e)。シスチジアはなく、ヒダ実質は並列型(f)。カサ表皮には顆粒を帯びた菌糸が匍匐するが(g)、KOHで封入したとたんに、菌糸がたちまち暗青色に変わり、顆粒も大半が見えなくなる。 担子器の多くは4胞子をつけるが(i)、2胞子しかつけないものも多い。今回採取した標本では、2胞子性の担子器が80%以上だった(j)。保育社の図鑑には「4胞子をつける」とあるが、これまで観察したもので、すべての担子器が2胞子性のケースもかなりあった。 ホームページの引越(雑記2008.9.21)以降、Mac の OS X と Safari の組み合わせの場合に、サムネイル画像をクリックしても大きな画像が出てこなくなったという話を聞く。Opera や Firefox、IE では、従来と変わらないらしい。しかし、OS X と Safari を使っていても従来と変わらず画像が出てくるという話も聞く。きのこ雑記自体の記述環境などは変わっていないので、プロバイダ側のサーバー Apache の設定が、Wakwak と Sakura ではかなり違うのかもしれない。OS X と Safafi にはバージョンの組み合わせによって様々な不具合が生じると聞く。 |
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