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先月末に武蔵野地域で採集したハナビラニカワタケは大部分食用に回してしまったが、一部を冷蔵庫のの中にキャベツなどと一緒に保管しておいた。今朝袋から出してみると、胞子を放出して表面がすっかり白色になっていた。最近はハナビラニカワタケの倒卵形の担子器を覗いていない(雑記2003.11.3)。そこで久しぶりに、子実層を切り出してみた。 |
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キクラゲ類は生の状態で薄片を切り出すのは難しいが、半乾燥状態にすると楽に薄切りができる。今朝はグニャグニャのやわらかい状態から切り出したので切片はかなり厚い(a, b)。染色しないとコントラストが弱くてはっきり見えないので、最初からフロキシンで封入した。 ついで水をKOHで置き換えて軽く押しつぶした。倒卵形の担子器は隔壁で縦に分割されてそれぞれから小柄を伸ばしている。分割数は4が多い。小柄が身近なものから長いものまでいろいろあって、みていて飽きない(c〜e)。なお、菌糸のクランプはうまく染まってくれない(f)。 |
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