2009年8月13日(木) |
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富士山では広い範囲にクロチチタケが見られた(a, b)。ヒダがカサと同色に縁取られたものも多い(c)。傷つけたり切断すると白色の乳がでるが、やがて乳も肉も淡褐色となる(d, e)。胞子の翼はとても大きい(f)。ヒダの縁にはシスチジアがある(g, h, j)。ヒダ切片を作らずとも、ヒダを一枚スライドグラスに寝かせてみると縁シスチジアの有無ははっきりわかる(i)。担子器(k)は特に代わり映えしない。肉眼でビロード状に見えるカサ表皮は、典型的なアイタケ型をしている(l)。
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 (a) |
 (b) |
 (c) |
 (d) |
 (e) |
 (f) |
 (g) |
 (h) |
 (i) |
 (j) |
 (k) |
 (l) |
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一方、埼玉県南部の雑木林では相変わらずクロチチダマシが多数出ている(ka〜kd)。クロチチタケと違って乳液に変色性はない。採集日に試薬検査と検鏡はしたが、撮影はしていなかった。今朝は、乾燥標本(kg)から、胞子(ke, kf)、ヒダ切片(kh, ki)、カサ表皮(kj)、柄の表皮(kk)、担子器(kl)などを撮影した。
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 (ka) |
 (kb) |
 (kc) |
 (kd) |
 (ke) |
 (kf) |
 (kg) |
 (kh) |
 (ki) |
 (kj) |
 (kk) |
 (kl) |
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クロチチタケもクロチチダマシも、カサ表皮はともに典型的なアイタケ型。また、胞子の翼はクロチチタケの方が、クロチチダマシよりも大きく張り出している。さらに久しぶりに、「キノコのフォトアルバム」にもクロチチダマシのミクロの姿を載せた。しかし、クロチチタケは載せていないし、索引類も更新していないので「顕微鏡下の素顔」にもリストアップされていない。
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