|
|||||||||||||
今日もミズゴケからでる脆いきのこの覚書。日陰(a)や日向(b)の紫褐色のミズゴケからばかりではなく、別種のミズゴケから(c)もミズゴケタケモドキが出ていた。細い柔らかなミズゴケからでているものとばかり思っていたきのこ(c)も、柄の基部をたどると、紫褐色のボテっとしたミズゴケ(d)からでていた。これらのミズゴケはいずれも、ミズゴケ節のオオミズゴケだった。コケ屋さんに叱られないよう、枝の表皮(e)と枝葉の横断面(f)の画像を添えた。
|
|||||||||||||
|
|||||||||||||
ミズゴケから出るきのこは、7月から10月中頃まで発生を続けるようだ。ミズゴケが干からびるほどの乾燥気候でもないかぎり、たっぷり水の供給を得られる。したがって、天候による影響は少ないきのこといえる。ミズゴケタケモドキ(a〜c)とミズゴケタケ(雑記2009.7.12、同2009.7.9)とは、胞子と縁シスチジアを確認しない限り、外見ではほとんど区別できない。 今夜は東北地方(安比+α)に出発。このところよく雨も降ったので、きのこの発生状況にも少しは変化がみられるだろう。安比高原フォーレの後は、東北地方に残ってコケとキノコの観察。帰宅日は成り行きしだい。いずれにせよ「今日の雑記」はしばらくお休み。 |
|||||||||||||
HOME |