2009年10月17日(土) |
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安比高原フォーレの会場の一隅で、顕微鏡と実体鏡の使い方から撮影までのデモをさせられてしまった。素材は当日午前中にブナ林で採集されたチャナメツムタケ(a, b)。
持参していたオリンパスの三眼顕微鏡BH2とニコンの双眼実体鏡SMZを使った。撮影用カメラはオリンパスのE-330。ひょんなことから、公開実習をする羽目になり、ガマの油売りよろしく、作業解説の口上を述べながらの作業となった。
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(a) |
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(c) 胞子、(d) ヒダ切片、(e) ヒダ実質と側シスチジア、(f) ヒダを寝かせてみた縁、(g) 側シスチジア、 (h, i) 担子器、(j) カサ表皮:水で封入、(k) カサ表皮:3%KOH、(l) カサ表皮の細胞。
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デモの間中、幼菌の会闇の帝王Hさんからしばしばチャチャがはいる。実行委員長の山形大学Nさんからは次々に質問が入る。弘前大名誉教授Hさんは涼しい目でみている。顕微鏡の載っているいる机はややぐらつく。お世辞にもやりやすい環境とは言い難い。えぇいままよ、とばかり切った貼ったの作業をして撮影した結果が上の写真だ。やはり全般にブレている。
机上には多摩光顕の好意で自由に使える顕微鏡や実体鏡が10台ほど並んでいた。デモの効果?か、顕微鏡に関心を持った参加者が増えて、多摩光顕の中古顕微鏡も思いの外売れたという。恥をかくのは慣れているが、全く無駄でもなかったようだ。
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