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去る4月17日、千葉県の市原市民の森で行われた地衣類観察会の時に、ひとり別行動でキノコを探していたら、テングノメシガイの仲間に出会った(a)。いくつか採取したが(b)、どれも頭に剛毛らしいものはない(b, c)。頭部の切片を作ってみたがやはり剛毛はない。胞子にはどれも七つの節がある(d)。メルツァー試薬で子嚢の先端が青く染まる(e)。ほぼ透明で未成熟な胞子を収めた子嚢だと、さらにはっきりアミロイド反応がわかる(f)。
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子嚢先端部のアミロイド反応をみるのに、最初メルツァー試薬を滴したままの状態でみると、全体が赤褐色となってあまり美しくない。水洗いをしてみると鮮明になった(f)。 保育社図鑑で (テングノメシガイ科の属の検索表) をたどると、子実層に剛毛がないからヒメテングノメシガイ属 Geoglossum となる。ナナフシテングノハナヤスリかその近縁種らしい (Y. A.)。 |
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