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富士山には何種類かの Dermocybe (ササタケ属) が出ていた。3種類ほど持ち帰ったが、うち1種は虫に食われてすっかりボロボロになっていた。今朝は残り2種のうち赤みが強い方を覗いて遊んだ(a, b)。乾燥気味だったのか胞子紋がほとんど落ちなかった。いちおう落下胞子を撮影したのち(d)、ヒダを押しつぶして再度胞子を撮影した(e)。
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ヒダの縁をみようと、スライドグラスにヒダを1枚寝かせてKOHで封入すると濃赤色の色素がしみ出してきた(f)。ヒダの縁にはシスチジアらしきものはない(g)。ヒダ断面に側シスチジアらしきものはない(h)。ヒダ実質は並列型(i)。担子器の基部にも(j)、ヒダ実質にもクランプがある(k)。カサ表皮はやや太めの菌糸がほぼ平行に走り、所々で錯綜して立ち上がっている(l)。それにしてもやたらと赤色の汁を出すきのこだ。どうやらアカタケかその近縁種らしい。 | |||||||||||||
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