2010年11月30日(火)
 
カバイロタケ (2)
 
 昨日の続き。早朝サムネイルを作った。カバイロタケ胞子以外のミクロの姿を取り上げた。ヒダを一枚寝かせて縁をみると、白色で塊状になったものがみえる(g, h)。そのまま、高倍率ルーペでヒダを見ていると、小さな4つの丸い粒が四角形に並んでいる姿が目に入ってきた(i)。担子器に着いた胞子が見えているらしい。そのまま顕微鏡に載せてみると、何となくそれらしい姿が見えた(j)。何も封入液を入れていないのでピントが今ひとつ甘くなる。
 
(g)
(g)
(h)
(h)
(i)
(i)
(j)
(j)
(k)
(k)
(l)
(l)
(m)
(m)
(n)
(n)
(o)
(o)
(p)
(p)
(q)
(q)
(r)
(r)
 久しぶりにヒダの横断面を切り出した(k)。側シスチジアはなさそうだ。縁をみると縁シスチジアのようなものが見える(l)。封入液を水道水からKOHにしてフロキシンを加えるとはっきりした(m)。軽く押しつぶすと縁シスチジアがバラけた(n)。油浸100倍対物レンズにするとその姿を正確に捉えることができる(o)。担子器の基部にクランプは無い(p)。カサ表皮を見ようと横断面を切り出して水道水で封入したがいまひとつはっきりしない(q)。水道水をKOHにかえるとはっきりした(r)。

日( )
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