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富士山のブナの立ち枯れから採取したものである。薄暗い場所だったため生態写真は撮っていない。見つけられたのは5個体だけであった。観察記録を書こうとして別種が混じっていると思われたので、胞子のみを確認してみた。 どれもすべて、いぼいぼ付きのまんまるい楽しい胞子で、同一種であった。托髄層、托外皮層の菌糸の構造はゼラチン質にじゃまされよくわからなかった。外見はどこにでもあるチャワンタケと思ったが、以外な形の胞子で大いに楽しませてもらった。マルミノチャワンタケ属 Plicaria らしいが国内ではあまり報告されていないようだ。 (Y. A.) |
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