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ヌメリアイタケを撮影するため、山梨県まで出かけてきた。現地に到着して驚いた。確かにヌメリアイタケが随所に群生していた。しかし、斜面はとても急で暗く、さらに悪いことに足下はザレていて、捕まれるような樹木も少ない(a)。一瞬、撮影は不可能かと思われた。 わが身の安全を確保しつつ、斜面にカメラを固定する方法はないものか。はたと考えて、車に牽引用ワイヤーが搭載されていることを思い出した。そこで、それを樹木とわが身に結びつけて斜面に身体を固定した。そして、ようやくヌメリアイタケの群落を撮影できた(b, c, d)。 |
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アオロウジ(e)とニンギョウタケモドキ(f)を観察したくて奥多摩湖畔も訪れた。ところが、松林の斜面は非常に急で、ちょっと気を抜くと、そのまま湖まで墜落しかねない。湖面の周囲は断崖で容易には這い上がれない。ちょっと歩くにも生きた心地がしなかった。 昨日の訪問地はすべて知人に教わった場所だが、いずれも怖くて脚が震えるような場所だった。転げ落ちないように細心の注意を払うことに精一杯で、とてもきのこを探すゆとりはない。あらためて、きのこ狩りの人たちの執念と努力には閉口した。 |
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