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庭の一隅をみたところキノコは何も出ていないように見えたのだが(a)、近寄ってみるとチャムクエタケの仲間がたくさん出ていた(b)。先日田圃の畦でみたものよりずっと成長している(c, d)。顕微鏡やカメラの清掃を兼ねて、今年初めての顕微鏡観察をしてみた。 ヒダを一枚スライドグラスに載せて縁をみた(e)。フロキシンで染めると縁シスチジアの存在が明瞭になった(f)。ヒダの断面を切り出してみたが、寒さで指先が凍えてうまく切れなかった(g)。切片が厚かったのか、縁シスチジアも明瞭とは言い難い(h)。 ついでヒダの一部をピンセットでつまみ出してフロキシンで染め、KOHで封入して押しつぶしてみた。縁シスチジアは波状に曲がった円柱形(i)。菌糸にはクランプがある(j)。胞子は淡黄土色の平滑な楕円形(k)。担子器の基部のクランプの有無はよくわからなかった(l)。 |
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どうやらチャムクエタケモドキとしてよさそうだ。胞子紋を取ろうと3時間ほど試みたが、ほとんど落ちなかった。そこで、ヒダを押しつぶしたときにわずかについてきた胞子をみた(k)。 今日は、午前中晴れ、午後になって雪、そして曇りから晴れと、天候がめまぐるしく変わったが、総じて気温は低く、顕微鏡の周辺は意外と気温が上がらなかった。 |
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