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オオズキンカブリタケの胞子紋は淡い褐色。巨大な胞子は長楕円形〜バナナ形をした薄膜・平滑なもので、大きさ以外には何の変哲もない(e, f)。子実体の頭部(a)と柄(b)を縦断すると柄は頭部まで貫通し、内部には綿状の菌糸が節をなしている(c, d)。 子実層を切り出してみると、少数の胞子を納めた子嚢が整列している様子がわかる(g)。一つの子嚢にいくつの胞子が入っているのかを確認するには、かなり薄めの切片を作らないとわかりにくい。ところがこのキノコ、子嚢も巨大なので実体鏡の下で子嚢をバラすことが可能だ(h, i)。今回採取した子実体では、一つの子嚢に二つの胞子が入ったものが大部分だった。側糸を見ていると、他のキノコの胞子の付着も見られた(k)。 |
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これまで春というとシャグマアミガサとオオズキンカブリに会いに行くのが恒例となっていたので、今年もこれらの子嚢菌を探して動き回ってしまった(雑記2011.5.18、同2004.4.15)。 | ||||||||||||
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