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自宅周辺から石森山に向かう道筋にはアオキがやたらに多い。灌木の樹下にはアオキオチバタケがいたるところによく出ている。淡褐色のカサと黒く細長い柄を持った小さな子実体が、アオキの葉やら枝に群れている(a, b)。 ヒダは白色で粗く(c)、カサ表皮には独特の皺が見られる(d)。胞子は非アミロイド(e, f)。ヒダを寝かせて縁をみると、フラスコ状の縁シスチジアが見られる(g)。ヒダ断面を切り出してみると、シスチジアはあまり目立たない(h)。頻度が少ないようだ。ヒダを押しつぶしてフロキシンで染め、KOHで封入すると便腹形〜フラスコ形のシスチジアが少数見られる(i)。 以前観察した子実体について「2タイプの縁シスチジアがある」と記されているが、おそらくこれは誤りで、カサ表皮の細胞がヒダの縁に多数付着したのだろう(雑記2009.6.2)。今回いくつもの子実体のヒダを確認したところ、一つのタイプのシスチジアしか見られなかった。このきのこは、かさ表皮を構成する細胞に特徴があり、面白い姿をしている(j〜l)。 |
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ウメの樹下にもハルシメジがでてきたが、いずれもとても小さい。またふと目を上げると立木にヌメリスギタケモドキがついていた。入れ歯が破損した。今日は久しぶりに歯医者行き。あぁ嘆かわしい、しばし茶類とアルコールが主食か。流動食は大嫌いだ。 | |||||||||||||
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